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『年収を上げる読書術』の読書メモ

· 約5分
moroball14

自分は本をよく読む方だと自覚しているが、ふと年収アップにつながる読み方をしているのか気になって手に取った『年収を上げる読書術』。

感想

大きく伝えたいことは「ビジネス書から得た知見を行動に変えて、できることを増やし、年収アップに繋げましょう」的な内容だった。

1,500 円程度で先人の知恵が手に入るという機会は、本当にありがたい、だからビジネス書を活用しましょう、というのが冒頭に書いてあった。まあ、高額なセミナーに行くよりも断然ビジネス書の方が安く、まとまった知識を得られ、いつでも引き出せるよう手元に置いておけるので、同意だった。

ただ、読んだだけで終わってしまいがち、という本書の主張にも、一定理解できる。実際自分も読んでおしまい、が結構ある(笑)。 だからこそのサブタイトル「当たり前のことなのに上位 3%しかやっていない」なんだろうなー。

すぐに活かせる手法として紹介しているのは、本選び~読書後の行動までの一連の流れだった。

本選びでは、自分の知識レベルに合った本を選びましょうって感じだった。初めて学ぶジャンルであれば入門書だったり図解解説本だったり。既に知っていることを深めたいなら専門書だったり、という感じで。

本に慣れているか慣れていないかでも選ぶべき本が変わってくるので、慣れていない人はまず挫折しないことを第一に考えて選びましょう、みたいなことも書いてあった。納得。

読書前には、目的を定めましょう、ということが書いてあった。 ちなみに僕が本書を読む目的としては、「きっと行動することが大事なんだろう、どうやって行動に落とし込んでいくのか、そのヒントを得よう!」だった。

読書に関しては、1 週間で同じジャンルの本を 3 冊程度読みましょう、みたいな内容だった。 同じジャンルの本を読むことで、知識が増えていくので、そのジャンルに関する本を理解するスピードが速くなる、また、理解度が深まる。 確かに経験的にも 1 冊をじっくり読むよりかは、似たようなジャンルの本を何冊か読んだ方が、あーなるほど、と心の中で呟く回数が増える気がする。1 冊に時間をかけていると、難解で読みづらくて、んー、、、と唸っている時間が長くなるので、読書から得られる利益が減るのもまあまあ経験してきた。

あと、20%だけを覚えておこう、ともあった。2:8 の法則は問題解決だったり他のジャンルでもよく言われることなので、納得した。

読書後の行動としては、読んだことを実践することを強く推奨している。

  • 行動した先にある理想の自分、を強くイメージすること
  • 行動リストを作ること
  • その行動リストは、すぐに行動できる粒度にまで分解すること

が重要そう。

理想の自分を強くイメージすることが重要ということは、最近違うジャンルの話でも聞いた気がするなー。確か同居人が読んでいた『ブレインプログラミング』だった。

確か OKR でも、目標を設定するときに、目標達成後の自分をイメージすることが重要だった気がする。なるほど、そういうことか。

最近読んだ『アウトプット思考』でも、インプットの時間を短くしてアウトプットの質を上げることが重要だと書いてあった。

  • 仮説を立てる
  • その仮説を裏付ける情報だけをピックする
  • その情報をアウトプットする
  • そのアウトプットが回り回って自分に返ってくる

って流れは、本書にある

  • 本を読む目的を定める
  • 目的を達成するための 20%の情報を記憶する
  • 行動することで、自分の利益に繋げる(年収アップ)

と似ている気がする。

時間を短くして、効率よく、結果を出す、というのは、どのジャンルでも共通しているのかもしれない。最近自分が意識していることとも重なっていて、なるほどなーと思った。

ちなみに、最近何かをインプットするときは、タイマーで 15 分なり 30 分なりで区切って、その時間内に読み切るようにしている。おすすめ。

まとめ

  • 年収を上げるために、ビジネス書を読みましょう
  • ただ読むだけでなく、読んだことを実践しましょう
  • 実践するために、行動リストを作りましょう