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『自分の仕事をつくる』を読んだのでメモ

· 約4分
moroball14

自分の仕事をつくる』を読んだのでそのメモ

「良い仕事」をする人たちは、皆それぞれの仕事の進め方がある。

様々な現場で「良い仕事」をする人たちへのインタビューをまとめた文庫本。インタビューを通して「良い仕事」をする人たちから溢れる言葉の数々が素敵すぎるので、印象に残った言葉を紹介していく。

p29. 本人の「解像度」の高さが、その人のアウトプットの質を決める

p30. つくり手の観察力が低ければ、なんでもすぐに完成する。「できた」と思えるからだ

似たような経験がある。自分がもうできたと思っても、隣の人はまだ作業をしている。そしてその隣の人は、仕事ができる。

たとえば、電子レンジを購入するにあたって、パンフレットから把握できる情報以外にも、触ってみて初めて使い心地、ボタンを押す感触だったり、音の大きさ、直感的に扱えるかどうかなど、様々な観点で確認する。高価だし、長く使う家電だからこそ、「解像度」を高めようとする。「解像度」が低いままだと、これでいいや、とすぐに決断を下せてしまう。

p171. ごく気軽に始めたんですが、この仕事はそれまでに経験した仕事に比べて、矛盾がなかったんです。小学校の先生をしたり、会社勤めをしたこともありますけど、働いているうちにどこかで矛盾が出てくるんです。僕が売っているものを飲み続けたら、カラダを悪くするんだろうなあとか

パン屋の店主の言葉。

あー、この感覚すごくわかる。世の中を便利にするためにアプリ作っているのに、バグを放置するとか品質は後回しとか。矛盾のない仕事をするためにどうしたら良いか考えることが足りていないんだなーと、思う。

p185. 木を切ったり鉄を掘り出して、すごいお金やエネルギーをかけるのだから、ずっと使ってもらえるものじゃなかったら作る意味がない。

家具だから、という言葉で片付けちゃいけない気がする。本当に必要なものは何か、を問い続け実装することが大事なんだろうなと思う。

p205. 自分がどんな場所を気持ちいいと思うか。その判断力がなかったら、気持ちのいい場所を生み出すことなどできない。

他人事ではなく自分ごとで仕事をしよう、という姿勢が大事。まさにその通りだなーって思う。

p231. 彼らは仕事において「今この瞬間の自分」を疎外しない。

仕事の価値を自分が十分に理解しているから、これを大事にできるんだと思う。その仕事の解像度の高さがここにも繋がりそう。なぜ大事だと言えるのか。言語化できているはず。

p265. イタリア人の友人は間髪を入れず、「休みをもらうって、誰から?」と、真顔で聞き返したという。

確かにだーーーーーーー。言っちゃっているかも。普通に、休みます、で良い。